デンマークブログ - Life in Denmark

日系企業の駐在員としてデンマーク赴任後、現地企業に転職。北欧、ヨーロッパでの日常の出来事や仕事に関する話題を発信していきます。

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駐在員のメリットー海外で働きたい人が駐在員を目指す理由

みなさんこんにちは。ひでじろうです。

 

僕自身2021年にデンマークの現地企業に転職しましたが

海外に来たきっかけは日系企業の駐在員としてでした。

駐在の経験は2010年代中盤から2020末までの約6年

今回は自身の経験からなぜ海外で働きたい人が駐在員を目指すべきなのか

駐在員を目指すべき理由とそのメリットについて書きたいと思います。

なかなか普段では触れにくいお金の話にも切り込んでいますので

是非最後まで読んでいただければと思います。

 

 

駐在員のメリット-海外で働きたい人が駐在員を目指す理由

会社の金銭的バックアップが凄い

駐在員になれば

  • お金がたくさんもらえる
  • 金銭的に恵まれている
  • 給与が倍になる

など色々なお金にまつわる噂がありますが実際はどうなんでしょうか?

 

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駐在員のメリット-海外で働きたい人が駐在員を目指す理由

これ、本当です

会社や国によっては倍以上になる場合もあります。

それはなぜでしょうか。

 

駐在員手当

海外駐在員には残業手当はつきません。

どれだけ残業しようが休日出勤しようがゼロです。

但しそれをはるかに上回る駐在員手当といったものがつきます

僕の勤めている会社では約18万程度だったと記憶しています。

残業代で18万はいくら何でもつきませんよね

 

色んな経費が会社持ち

金銭的な面においてはこの部分が最も大きいと言えると思います。

色んな経費が会社持ちとはどういうことでしょうか?

具体的には

  • 住居費
  • 車のレンタル費用
  • ガソリン代
  • 子供の幼稚園、学費
  • 医療費
  • 日本への一時帰国費用
  • 各種税金

これらすべて、またはほとんどが会社負担です。

項目によっては80%会社負担で20%個人負担というのもありました。

僕の場合は子供の幼稚園代がそれにあたりました。

ただ小学校に上がると全額会社負担になりました。

インターナショナルなので金額もそこそこします。

そして住居費も10%ほど負担していましたが90%ほどは会社負担でした

つまりほとんどの固定費が会社負担となるため出費がべらぼうに減ります

なので自ずと右肩あがりにお金が増えていくという現象が生まれます。

また一時帰国の際の費用や医療費なども会社負担で支給されます。

日本のお金は基本的に手つかず

駐在員は全体のもらえるお金が決まっていますが

僕の勤めていた会社では全体給与のうちいくらを日本で受け取るか

現地通貨で受け取るかの割合をきめることができました。

僕の場合給与のほとんどは現地受け取りとしていましたが、

給与の残りの額とボーナスは日本の口座に振り込まれました。

そのお金はほとんど手付かず。

つまり年間100万円とすると100万円x年数分がほとんど手付かずで残る

という現象が起きることになります。

 

語学力の向上

これは多くを述べなくてもわかることだと思います。

英語はもちろん非英語圏では現地の言葉も身につけることのできるチャンスがやってきます。

会社によっては語学習得のためにある程度の教育費用を負担してもらえることもあります

言語は勉強しないと伸びない

但しここで注意したいのが

『駐在になれば(勝手に)喋れるようになる』という大きな勘違いです

そんなこと思う人いるの?

という方もいるかもしれませんが

実際いるんですね

 

  • もともと英語が得意な人
  • 帰国子女などでしゃべれる人

を除き、会社で普段の業務をこなしているだけでは言語は絶対に話せるようになりません

ただ勉強すれば話せるようになります。

そして言語は一旦話せるようになればどこにいっても使えるスキルなので

ここは何が何でも時間を取って身につけるようにすべきでしょう

 

仕事の幅が広がる

これも以前のブログで書きましたが

駐在員というのはいわば会社の代表として派遣されます。

当然現地では仕事の幅、量ともに色々なことを期待されます。

そんな中で一ランク、二ランク上の仕事をすることも当然求められます。

場合によっては会社の経営や仕組みにまで触れる、関わることも出てきます。

そういった場合は今後の会社人生において大いに役に立つことは間違いないでしょう

 

人脈が広がる

これも多くは述べる必要もないかもしれません。

本社からの重役、上層部訪問の際の対応に始まり

お客様、官庁、政府関係者など

日本にいては関わるようなことがなかった方々に会うことがありますし

直接話す機会も出てきたりもします。

また当然ですが現地で働く人々との人脈が広がることは言うまでもありませんね。

 

色んな人との出会いを通して度胸がつく

そんな人々との数ある出会いを通して自分自身成長できたと思うことは

度胸がついたということだと思います。

つまり色んな方々にお会いし、話をし、プレゼンする機会が増え

以前は緊張していた説明の場でも今では以前ほど緊張しなくなりました。

 

最後に

以上今回は自分の経験をもとに

なぜ海外で働きたい人が駐在員を目指すべきかという点について

駐在員のメリットを紹介しながら記載してみました。

もちろん会社により派遣される国により多少の差はあると思いますが

ここに書いたことは僕の友人達の話を聞いてもおおよそ当てはまることが多いと思います。

現地企業に転職した今だからこそ思うのが

駐在員時代の経済的安心感は絶対的です。

また語学にしても人脈にしてもこういった全てのことが

すべて会社の制度、お金を利用して伸ばしていくことができるという点で駐在員はとても有効です。

駐在は手を上げてすぐになれるものではありません。

しかしこれほどのメリットがあるので

なれるチャンスがあり、かつ海外で働きたい人は

ぜひ長い目線で狙うべきだと思います

 

次回はそんな駐在員でも存在するデメリットについて記載したいと思います。

本日もここまで読んでいただきありがとうございました。