デンマークで夏にする冬支度 薪を買ってきました
デンマークにも夏がやってきました。
今週に入ってようやく待望の雨が降り出しましたが
先週までは全く雨が降らず水不足に陥る危機に。
そんな夏のこの時期に必ずやっておかないといけないこと
それは
薪の準備
我が家には薪ストーブがあり
寒いデンマークの冬
その上昨今の電気代の暴騰を考えると
薪ストーブは欠かせない存在です。
その薪ストーブを冬の間フル活用するためには
この時期からの薪の準備が必要なんですね。
というのも薪は最低でも半年間
木の種類によっては最大2年の乾燥期間が必要なんです。
デンマークで夏にする冬支度 薪を買ってきました
購入先を見つける
前のオーナーさんが残していった薪も底を突き始めたということで
今回初めて薪を買ってきました。
事前に同僚からもらったアドバイスを参考に
Facebookのマーケットプレイスで良さげなところを見つけ
早速アポを取り付けました。
その他色んな専門の業者でも買うことができますが
近年の物価上昇を受け薪の値段も高騰。
なのでサイドビジネス的にやっているところのほうが
質もそこそこで手ごろな値段で購入できるんですね。
運ぶ手段の確保
薪は大体1㎥(立法メートル)単位で売られているため
運ぶ方法を確保しないといけません。
売り手が送ってくれる場合もありますが当然送料がとられてしまいます。
そこで重宝するのが通称トレーラーです。
デンマークでは大抵のDIYショップや家具屋やスーパーマーケットなど
いたるところでトレーラーを借りることができます。
借りるにあたっては専用のアプリFreetrailerをダウンロードし
必要事項を記入の上、希望時間や場所などから
空いているものをブックするといういたって簡単なもの。
保険を入れても100kr(日本円で2000円)程度で借りることができます。
事前に予約しておいたものをピックアップ
車の後ろにある専用のフックに取り付けいざ出発
フックが無い車は残念ながらトレーラーは付けれません
目的地到着
20分ほど走って目的地到着。
今回僕が購入したのはいわゆる木こりの方からだったんで
色んな木の製品も取り扱っているようでした。
こんなオシャレなテーブルも
薪が沢山積んであります。
そして僕が購入したのはこちら
Pine/松とBeech/ブナの2種類を取り扱っており
今回は若干高い方のBeechを1㎥ 650kr(約13,000円)で購入。
Beechは値段的にはそこそこ手ごろなうえ
水分の含有量が比較的少ないため
乾燥期間も短めでかつ燃やした時は長持ちするという
薪にはもってこいの種類だそうです。
フォークリフトで後ろまでつけてもらい
一つ一つ手で積んでいきます。
運び込み
我が家に到着したところで
助っ人(息子)登場
これまた手押し車に一つ一つ積んでいくという地道な作業です。
これが結構大変でした。
この後5往復ほどし終わったころには汗びっしょり。。。
とりあえず庭に運び込みます。
1㎥で足りるかなぁなんで思ってましたが
思っていたよりもはるかに多かったです。
庭が薪であふれかえることに。
事前に作っておいた薪棚に詰め込むも一つでは足りず
急遽もう一つを作る羽目に。
結局2つの薪棚に詰め込んで作業完了。
こちら急遽作製した薪棚
屋根を取り付けておらず雨が降ると濡れてしまうので
実はまだ完成はしていませんが
とりあえずこの冬の薪を確保することができ
あとは半年かけて乾かすのみです。
本当に質を求めるならば専門業者でもいいのでしょうが
僕はそこまでを求めておらずマーケットプレイスで十分でした。
この冬の楽しみを一つ確保することができました。